
夏の終わりに気になる「首元・デコルテのイボ」の原因と除去方法|皮膚科・形成外科で相談を
夏の間、首元が開いた服やノースリーブを着る機会が増えると、ふと気になり始めるのが首元やデコルテにできる小さなイボです。「いつの間にかできていた」「触るとポツポツする」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、この首元のイボ(医学的には「アクロコルドン」や「スキンタッグ」と呼ばれます)について、原因から皮膚科・形成外科での除去方法まで詳しくご紹介します。
首元・デコルテにできるイボ(アクロコルドン・スキンタッグ)とは?
アクロコルドンやスキンタッグは、皮膚が少し盛り上がってできる良性のできものです。大きさは1〜3mm程度の小さなものから、5mm以上になるものまでさまざまです。
よくできる場所は以下のとおりです。
- 首まわり
- デコルテ(胸元)
- わきの下
- まぶた
- 太ももの付け根(鼠径部)
色は肌色〜やや茶色がかったもので、痛みやかゆみはほとんどありません。ただし、ネックレスや衣類でこすれて炎症を起こすことがあり、その場合は赤くなったり痛みが出たりすることもあります。
ウイルス性のイボとは異なり、人にうつることはありませんのでご安心ください。
首元のイボができる原因は?
アクロコルドンやスキンタッグができる主な原因には、以下のものが考えられています。
1. 摩擦や刺激
首元やわきの下など、肌と肌、または肌と衣類がこすれやすい部分にできやすい傾向があります。アクセサリーによる刺激も原因の一つです。
2. 加齢
30代以降に増え始め、年齢とともに数が増えることが多いです。これは肌の新陳代謝が変化し、皮膚が柔らかくなることが関係しています。
3. 体質・遺伝
できやすい体質の方がいらっしゃいます。ご家族に同じような症状がある場合は、遺伝的な要因も考えられます。
4. ホルモンバランスの変化
妊娠中や更年期など、ホルモンバランスが変化する時期に増えることがあります。
5. 肥満・糖尿病との関連
肥満や糖尿病との関連が指摘されることもあります。多発している場合は、生活習慣の見直しも大切です。
皮膚科・形成外科での除去方法
首元のイボは良性のため、医学的には必ず取らなければならないものではありません。しかし、見た目が気になる方や、衣類やアクセサリーに引っかかって不快な方は、皮膚科や形成外科で安全に除去することができます。
主な治療方法をご紹介します。
【液体窒素による凍結療法】
マイナス196度の液体窒素を使って、イボを凍らせて取る方法です。保険適用で受けられることが多く、比較的手軽に行えます。ただし、複数回の通院が必要な場合や、一時的に色素沈着(茶色い跡)が残ることがあります。
【ハサミによる切除】
医療用の細いハサミで根元から切り取る方法です。小さなイボであれば、局所麻酔なしでも治療可能な場合があります。その場で取れるため、手軽に済ませたい方に向いています。
【電気メス(電気凝固法)】
当院でおすすめの治療法になります。高周波の電気メスを使ってイボを焼き取る方法です。止血しながら処置できるため、出血が少なく、感染リスクも低減できます。自費での治療になります。
どの治療法が適しているかは、イボの数・大きさ・場所、そしてご本人のご希望によって異なります。まずは皮膚科・形成外科で診察を受け、最適な方法を相談されることをおすすめします。
自己処理は避けて、専門医にご相談を
「小さいから自分で取ってしまおう」と、ハサミや爪切りで切ったり、糸で縛ったりする方がいらっしゃいますが、これは絶対にやめてください。
自己処理をすると、以下のようなリスクがあります。
- 出血が止まらない
- 傷口から細菌が入って化膿する
- 傷跡やケロイドが残る
- 実は別の病気(悪性のできもの)だった
特に、急に大きくなった・色が変わった・出血するといった変化がある場合は、早めに皮膚科を受診してください。稀ですが、悪性の腫瘍が隠れていることもあります。
首元やデコルテのイボでお悩みの方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。患者さまのお肌の状態やご希望に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
さくら皮フ科・形成外科(品川区武蔵小山)
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