
お盆帰省シーズンに注意!やけど跡・傷跡の悪化と形成外科でできる瘢痕治療
お盆休みに久しぶりに帰省して、バーベキューや花火を楽しむ方も多いのではないでしょうか。この時期、当院には「昔のやけど跡が気になる」「以前の傷跡が目立ってきた」というご相談が増えます。実は、夏の強い紫外線や汗、そしてレジャーでの新たな傷が、古い傷跡を悪化させることがあるのです。
今回は、傷跡・やけど跡が悪化するメカニズムと、形成外科で受けられる最新の瘢痕(はんこん)治療についてわかりやすくご紹介します。
なぜ夏に傷跡・やけど跡が目立ちやすくなるの?
夏に傷跡が気になる方が増える理由は、いくつかの要因が重なっているからです。
【紫外線による色素沈着】
傷跡の部分は正常な皮膚と比べてメラニン色素が作られやすく、紫外線を浴びると周囲より濃く色づいてしまいます。一度色素沈着が起こると、元に戻るまでに数ヶ月から数年かかることもあります。
【汗や摩擦による刺激】
汗をかきやすい夏場は、傷跡部分が蒸れたり、衣服との摩擦で刺激を受けやすくなります。これにより、傷跡が赤みを帯びたり、かゆみが出ることがあります。特に盛り上がった傷跡(肥厚性瘢痕やケロイド)は、刺激で悪化しやすいので注意が必要です。
【帰省先でのやけど・けが】
お盆の時期は、バーベキューでの油はね、花火でのやけど、山や海でのけがなど、日常とは違う環境で新たな傷を負う機会が増えます。帰省先で適切な処置ができず、傷跡として残ってしまうケースも少なくありません。
傷跡の種類と放置するリスク
傷跡と一口に言っても、状態によっていくつかの種類に分けられます。
【肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)】
傷が治る過程でコラーゲンが過剰に作られ、傷跡が赤く盛り上がった状態です。時間とともに落ち着くことも多いですが、適切なケアをしないと目立つ傷跡として残ってしまいます。
【ケロイド】
肥厚性瘢痕と似ていますが、元の傷の範囲を超えて広がり続けるのが特徴です。体質が関係しており、胸や肩、耳たぶなどにできやすい傾向があります。放置すると大きくなり、痛みやかゆみを伴うこともあります。
【萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)】
皮膚が薄くへこんだ状態の傷跡です。やけどの跡やニキビ跡で見られることが多く、見た目の問題だけでなく、皮膚が弱くなっている場合もあります。
【色素沈着・色素脱失】
傷跡の部分が周囲より濃くなったり(色素沈着)、逆に白く抜けたり(色素脱失)する状態です。機能的な問題はなくても、見た目が気になる方は多いです。
これらの傷跡は、適切な時期に治療を始めることで改善が期待できます。「古い傷だから今さら治らない」と諦めず、一度専門医に相談することをおすすめします。
形成外科で受けられる最新の瘢痕治療
形成外科では、傷跡の状態や部位、患者さんのご希望に合わせて、さまざまな治療法を組み合わせて対応しています。
【外用薬・貼り薬による治療】
ステロイドの軟膏やテープ、シリコンシートなどを使用し、傷跡の盛り上がりや赤みを抑えます。早期から始めることで、より良い効果が期待できます。
【ステロイド注射】
盛り上がったケロイドや肥厚性瘢痕に、ステロイド薬を直接注射します。傷跡を平らにし、かゆみや痛みを軽減する効果があります。通常、数週間おきに複数回の治療が必要です。
【レーザー治療】
傷跡の赤みを改善する血管レーザーや、皮膚のコラーゲンを再構築して凹凸を整えるフラクショナルレーザーなど、症状に応じたレーザー治療を行います。ダウンタイムが少なく、繰り返し治療できるのがメリットです。
【手術による瘢痕形成術】
目立つ傷跡を切り取り、形成外科的なテクニックで丁寧に縫い直すことで、より目立たない傷跡に置き換えます。特に幅の広い傷跡や、引きつれを起こしている傷跡に有効です。
【圧迫療法】
専用のサポーターやテープで傷跡を圧迫し、盛り上がりを予防・改善します。他の治療と併用することで、より良い結果が得られます。
治療法の選択は、傷跡の状態や経過期間、体質などを総合的に判断して決めていきます。最近では複数の治療を組み合わせる「複合療法」により、以前は難しかったケースでも改善できることが増えています。
傷跡を悪化させないための予防ポイント
傷跡のケアは、治療だけでなく日常の予防も大切です。
- 紫外線対策を徹底する:傷跡部分は日焼け止めをしっかり塗り、可能であれば衣服で覆いましょう
- 新しい傷は早めに適切な処置を:やけどやけがをしたら、流水で冷やし、清潔に保ってください
- 傷跡を掻かない・こすらない:かゆみがあっても刺激を与えると悪化の原因になります
- 気になる傷跡は早めに相談:傷跡治療は早期に始めるほど効果が出やすい傾向があります
帰省先で新たにやけどやけがをしてしまった場合も、帰宅後できるだけ早く医療機関を受診することをおすすめします。
お盆休み中に気になった傷跡やけど跡、帰省先でのやけど・けがなど、傷跡に関するお悩みがありましたら、ぜひ当院にご相談ください。患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案いたします。
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さくら皮フ科・形成外科(品川区武蔵小山)
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品川区・目黒区からのアクセスも便利です。
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