夏の露出シーズンに気になる「ほくろ・できもの」の見分け方と除去方法
夏が近づくと、薄着や水着を着る機会が増え、普段は隠れている「ほくろ」や「できもの」が気になる方も多いのではないでしょうか。「このほくろ、放っておいても大丈夫?」「最近少し大きくなった気がする…」といったご相談は、当院でも夏前に増える傾向があります。
この記事では、ほくろやできものの良性・悪性の見分け方のポイントと、皮膚科・形成外科で行う除去方法についてわかりやすく解説します。
ほくろ・できものには「良性」と「悪性」がある
皮膚にできる「できもの」には、大きく分けて良性(心配のないもの)と悪性(皮膚がんの可能性があるもの)があります。
良性のできものの代表例としては、以下のようなものがあります。
- ほくろ(色素性母斑):茶色〜黒色の小さな斑点や盛り上がり
- 脂漏性角化症(老人性イボ):加齢とともにできる茶色い盛り上がり
- 粉瘤(アテローム):皮膚の下にできる袋状のしこり
- 脂肪腫:柔らかいしこりで、ゆっくり大きくなることがある
一方、悪性のできもの(皮膚がん)には以下のようなものがあります。
- 悪性黒色腫(メラノーマ):ほくろに似ているが、進行が早く危険性が高い
- 基底細胞がん:顔にできやすく、ゆっくり進行する
- 有棘細胞がん:赤みを帯びたただれや盛り上がり
見た目だけでは判断が難しいため、気になるほくろやできものがあれば、早めに専門医に相談することが大切です。
「危険なほくろ」を見分けるABCDEルール
ほくろが悪性かどうかを判断するひとつの目安として、「ABCDEルール」があります。以下の特徴がある場合は、念のため皮膚科を受診しましょう。
- A(Asymmetry:非対称):形が左右非対称である
- B(Border:境界):輪郭がギザギザ、またはぼやけている
- C(Color:色):色にムラがある(黒・茶・赤・白などが混在)
- D(Diameter:大きさ):直径が6mm以上ある
- E(Evolution:変化):短期間で大きさ・形・色が変わった
これらはあくまで目安であり、該当しなくても悪性の場合や、該当しても良性の場合があります。最終的な診断には、ダーモスコピー(特殊な拡大鏡)を使った検査や、必要に応じて組織を調べる病理検査が必要です。
皮膚科・形成外科で行う除去方法
良性のほくろやできものであっても、見た目が気になる場合や、服やアクセサリーで引っかかる場合には除去することができます。除去方法にはいくつかの選択肢があります。
1. 手術による切除
メスを使ってできものを取り除き、傷口を縫い合わせる方法です。取り除いた組織を顕微鏡で調べる病理検査ができるため、悪性が疑われる場合にはこの方法が選ばれます。形成外科では、傷跡ができるだけ目立たなくなるよう、皮膚のシワの方向に沿って切開するなどの工夫を行います。
2. 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
レーザーを使ってほくろやイボを蒸散させる方法です。小さくて盛り上がりの少ないほくろや、顔の脂漏性角化症などに適しています。傷が小さく、治りが早いのがメリットですが、病理検査ができないため、事前に良性と判断できる場合に限られます。
3. くり抜き法(パンチ切除)
丸い刃を使ってほくろをくり抜く方法です。縫合が不要な場合もあり、小さなほくろの除去に適しています。
どの方法が適しているかは、ほくろやできものの大きさ・部位・性状、また患者さんのご希望によって異なります。診察の際に、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご説明いたします。
夏前の「気になる」を解消しませんか?
ほくろやできものの除去は、施術後に一定期間の紫外線対策が必要です。そのため、肌の露出が増える夏本番よりも、今の時期から準備を始めるのがおすすめです。
「このほくろ、ずっと気になっていた」「最近変化してきた気がする」という方は、まずはお気軽にご相談ください。当院では、ダーモスコピーを用いた丁寧な診察と、患者さん一人ひとりに合わせた治療法をご提案しております。
見た目の悩みだけでなく、健康を守るためにも、気になるほくろやできものは早めに皮膚科・形成外科を受診しましょう。
さくら皮フ科・形成外科(品川区武蔵小山)
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