
夏の終わりに目立つ「赤ら顔・頬の血管」の原因とレーザー治療について
夏が終わりに近づくこの時期、「頬の赤みが気になる」「鼻のまわりに細い血管が目立ってきた」というご相談が増えてきます。これは「毛細血管拡張症」と呼ばれる状態で、紫外線を多く浴びた夏の後に症状が目立ちやすくなることがあります。
今回は、毛細血管拡張症の原因と、皮膚科・形成外科で受けられるレーザー治療について詳しくご説明します。
毛細血管拡張症とは?
毛細血管拡張症とは、皮膚の表面近くにある細い血管が広がって、肉眼でも見えるようになった状態です。主に以下のような症状として現れます。
- 頬や鼻の周りが常に赤みを帯びている(いわゆる「赤ら顔」)
- 糸のように細い赤い血管が透けて見える
- 温度変化や飲酒時に赤みが強くなる
- ファンデーションで隠しにくい
病気というよりは「体質」や「肌の状態」に近いものですが、見た目が気になってメイクや人前に出ることに消極的になってしまう方も少なくありません。
なぜ夏の終わりに目立ちやすくなるの?
夏の終わりに毛細血管拡張症が気になりやすくなる理由には、いくつかの要因があります。
1. 紫外線によるダメージの蓄積
夏の間に浴びた紫外線は、肌の奥にあるコラーゲンや弾力繊維にダメージを与えます。これらの組織が傷むと、血管を支える力が弱くなり、血管が広がりやすくなります。また、紫外線は血管そのものにも影響を与え、拡張した状態が元に戻りにくくなることがあります。
2. 暑さによる血管の拡張
夏の暑さで体温が上がると、体は熱を逃がすために皮膚の血管を広げます。この状態が長く続くと、血管の弾力が失われ、広がったままになってしまうことがあります。
3. 秋になると肌色とのコントラストが目立つ
夏の間は日焼けで肌が黒くなっているため、赤みが目立ちにくいことがあります。しかし、秋になって日焼けが落ち着いてくると、赤みとのコントラストがはっきりして、より目立って見えるようになります。
毛細血管拡張症の治療法
毛細血管拡張症は、残念ながらスキンケアや市販の化粧品だけで改善することは難しいです。しかし、皮膚科・形成外科ではレーザー治療によって効果的に改善することができます。
レーザー治療の仕組み
レーザー治療では、血管内の赤い色素(ヘモグロビン)に反応する特殊な光を照射します。この光のエネルギーが血管に吸収されると熱が発生し、拡張した血管を縮小させたり、閉じさせたりすることができます。周囲の皮膚にはほとんどダメージを与えないため、安全に治療を受けることができます。
治療の流れ
- 診察:まず医師が症状を確認し、治療が適しているかどうかを判断します
- レーザー照射:治療時間は範囲にもよりますが、顔全体でも15〜30分程度です
- アフターケア:治療後は日焼け止めをしっかり塗り、保湿ケアを続けていただきます
治療回数と効果
症状の程度によりますが、多くの場合3〜5回程度の治療で効果を実感される方が多いです。1回の治療でも赤みが軽減することがありますが、複数回の治療でより自然な仕上がりになります。治療間隔は通常1〜2ヶ月程度あけて行います。
治療後の注意点
- 治療直後は軽い赤みや腫れが出ることがありますが、数時間〜数日で落ち着きます
- 治療後は紫外線対策をしっかり行ってください
- メイクは当日から可能なことが多いです
日常生活での予防とケア
毛細血管拡張症を悪化させないために、日常生活で心がけていただきたいことをご紹介します。
- 紫外線対策:日焼け止めは年間を通じて使用しましょう
- 極端な温度変化を避ける:熱いお風呂やサウナの長時間利用は控えめに
- アルコールや香辛料:血管を広げる作用があるため、気になる方は控えめにしましょう
- やさしいスキンケア:こすりすぎや刺激の強い化粧品は避けてください
まとめ
夏の終わりに目立ちやすくなる毛細血管拡張症は、紫外線や暑さの影響を受けて悪化しやすい症状です。「赤ら顔」や「頬の血管」でお悩みの方は、スキンケアだけでは改善が難しいことも多いため、レーザー治療という選択肢をぜひ知っていただければと思います。
症状の程度や肌質によって最適な治療法は異なりますので、気になる方はお気軽に皮膚科・形成外科にご相談ください。専門の医師が丁寧に診察し、あなたに合った治療プランをご提案いたします。
さくら皮フ科・形成外科(品川区武蔵小山)
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