皮膚科
ヌカカに刺されるとどうなる?

Before
After
症例情報
| 主訴 | ヌカカに刺された |
|---|---|
| 診断名 | 虫刺性皮膚炎 |
| 年齢・性別 | |
| 治療期間・回数 | |
| 治療方法 | ステロイドの外用 |
| 費用 | |
| デメリット・注意点 | |
| 備考 | ヌカカに刺されて2週間後の写真です。 つよい痒みと湿疹が改善しないため受診しました。 |
ヌカカ(糠蚊)は、ハエ目ヌカカ科に属する体長1〜3mmほどの非常に小さな吸血昆虫です。「米糠(ぬか)のように小さい蚊」であることが名前の由来で、地域によっては「スケベ虫」や「干拓虫」とも呼ばれます。
生態と特徴
- 体長・見ため: 約1〜3mmと非常に小さく、網戸の網目(約1mm)をすり抜けて室内に入り込むことがあります。
- 生息場所: 海岸、川、池、湿地、干拓地、落ち葉が溜まった農地周辺などに発生します。
- 活発な時期・時間帯: 5月〜9月頃(特に6月〜7月がピーク)。風のない朝方や夕方に活発に活動・吸血します。
- 吸血を行うのは雌のみ: 蚊やブユと同様に、繁殖期の雌が人や動物の皮膚を噛み切って吸血します。
刺されたときの症状
- 強烈なかゆみと痛み: 刺された直後は自覚症状が薄いことも多いですが、時間が経つと激しいかゆみ、赤み、腫れが生じます。
- 症状の長期化: かゆみや腫れが数日〜1週間以上続くことがあり、症状が強すぎて眠れなくなることもあります。
- 感染症リスク: 人に対する重大な感染症の媒介は一般的に知られていませんが、掻き壊すと二次感染(とびひ等)の原因になります。
予防策(刺されないために)
- 服装の工夫: 肌の露出を減らすため、長袖・長ズボン・帽子を着用し、袖口や裾をしぼる。
- 虫よけ剤の使用: イカリジンやディートが高濃度で配合された虫よけスプレーを使用する。
- 屋内の対策: 網戸をすり抜けるため、窓を閉めるか、細かい網目の防虫ネット・殺虫スプレーを活用する。
刺されたときの対処法
- 洗い流す: 刺された直後であれば、きれいな水で患部を洗い流し、唾液成分を除去する。
- 冷やす: かゆみや腫れが出ている場合は、保冷剤などで患部を冷やして鎮静化させる。
- 薬の塗布・受診: 市販のステロイド外用薬を塗布する。症状が強い場合や悪化した場合は皮膚科を受診する。