梅雨時期のジメジメで増える赤ちゃん・子どものあせもとおむつかぶれ|予防法と受診の目安
梅雨の時期になると、湿度が高くジメジメとした日が続きます。この季節に増えるのが、赤ちゃんや小さなお子さんの「あせも」と「おむつかぶれ」です。
「少し赤くなっているだけだから大丈夫かな」と様子を見ているうちに悪化してしまうケースも少なくありません。今回は、梅雨時期に気をつけたいお子さんの肌トラブルについて、予防法と受診の目安をわかりやすくお伝えします。
なぜ梅雨時期にあせもとおむつかぶれが増えるの?
梅雨時期は気温と湿度の両方が高くなります。この環境が、お子さんの肌トラブルを引き起こしやすくするのです。
【あせもが増える理由】
赤ちゃんや小さなお子さんは、大人と同じ数の汗腺(汗を出す穴)を持っていますが、体の表面積は小さいため、汗腺が密集しています。つまり、大人よりも汗をかきやすい体質なのです。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、汗腺の出口が詰まってしまいます。すると、汗が皮膚の中にたまって炎症を起こし、赤いブツブツ(あせも)ができてしまいます。
【おむつかぶれが増える理由】
おむつの中は常に湿気がこもりやすい場所です。梅雨時期はさらに蒸れやすくなり、おしっこやうんちに含まれる刺激物質が肌に長時間触れることで、赤みやただれが起きやすくなります。
また、汗をかくことでおむつ内の湿度がさらに上がり、肌のバリア機能が低下することも原因のひとつです。
あせもとおむつかぶれの予防法
どちらの肌トラブルも、「肌を清潔に保つこと」と「蒸れを防ぐこと」が予防の基本です。ご家庭でできる対策をご紹介します。
【あせもの予防】
- こまめに汗を拭く・着替える:汗をかいたら濡れたタオルやガーゼでやさしく拭き取り、服が湿っていたら早めに着替えさせましょう。
- 通気性の良い服を選ぶ:綿素材など吸湿性・通気性の良い衣類がおすすめです。重ね着のしすぎにも注意しましょう。
- 室温・湿度を調整する:エアコンや除湿機を使って、室温26〜28℃、湿度50〜60%程度を目安に調整すると快適です。
- お風呂はぬるめのお湯で:熱いお湯は肌の油分を奪いすぎてしまいます。38〜39℃程度のぬるめのお湯で、汗や汚れをやさしく洗い流しましょう。
- 保湿を忘れずに:お風呂上がりは肌が乾燥しやすいため、ベタつかないローションタイプの保湿剤で肌を整えましょう。
【おむつかぶれの予防】
- おむつをこまめに交換する:おしっこやうんちをしたら、できるだけ早く交換しましょう。特にうんちは刺激が強いため、すぐに対応することが大切です。
- おしりを拭くときはやさしく:ゴシゴシこすらず、ぬるま湯で濡らしたコットンやガーゼでやさしく押さえるように拭きましょう。
- しっかり乾かしてからおむつをつける:拭いた後、少し時間をおいて肌を乾かしてからおむつをつけると蒸れを防げます。
- ワセリンなどで保護する:おしりが赤くなりやすいお子さんは、おむつ交換のたびにワセリンを薄く塗っておくと、肌を保護できます。
- おむつのサイズを見直す:きつすぎるおむつは蒸れや摩擦の原因になります。成長に合わせてサイズを確認しましょう。
こんな症状があれば受診しましょう|受診の目安
軽いあせもやおむつかぶれは、ご家庭でのケアで良くなることも多いですが、以下のような場合は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
【受診をおすすめする症状】
- 赤みが広がっている、または濃くなっている
- ブツブツが増えている、または大きくなっている
- かゆがって引っかいてしまう
- ジュクジュクと汁が出ている
- 黄色いかさぶたができている(細菌感染の可能性)
- 発熱がある
- 2〜3日ケアを続けても良くならない
特に、ジュクジュクした状態や黄色いかさぶたは、細菌感染を起こしている可能性があります。この場合は、塗り薬だけでなく抗生物質が必要になることもありますので、自己判断で市販薬を使い続けるのは避けましょう。
また、おむつかぶれと思っていても、実は「カンジダ」というカビ(真菌)が原因のことがあります。カンジダ皮膚炎は通常のおむつかぶれの薬では治らないため、症状が長引く場合は受診して正しい診断を受けることが大切です。
まとめ|梅雨時期は早めのケアと受診が大切です
梅雨のジメジメした季節は、赤ちゃんや小さなお子さんの肌にとって過酷な環境です。あせもやおむつかぶれは、毎日のこまめなケアで予防できることが多いですが、一度悪化すると治りにくくなることもあります。
「ちょっと赤いだけ」と思っても、気になる症状があれば早めにご相談ください。お子さんの肌の状態を診察し、症状に合った適切な治療をご提案いたします。
お子さんの肌トラブルでお困りの方は、どうぞお気軽に当院にご相談ください。
さくら皮フ科・形成外科(品川区武蔵小山)
武蔵小山駅徒歩1分|皮膚科・形成外科・美容皮膚科
https://sakura-hifuka.com