美容皮膚科・アンチエイジング案内
マッサージピールとは、お肌にハリと弾力をもたらす全く新しいコンセプトのピーリング治療です。
ピーリングというと、皮膚表面の角質を取る、皮が剥けるというイメージが強いと思いますが、マッサージピールは別名コラーゲンピールとも呼ばれる通り、皮膚表面ではなく、真皮深層に働きかけ、ご自身の皮膚のコラーゲンの生成を強力に促進する治療です。
コウジ酸も配合されていますので、美白効果もあり、透明感も早い段階で実感することができます。毛穴、凹んでしまったニキビ痕(クレーター)はもちろん、肌のくすみ、ハリ、たるみをダウンタイム(赤みや腫れ、黒いかさぶたなど日常生活が制限される時間)なく改善していくことが出来ます。2~3週間に1回の頻度で、5回を1~2クール行った後は、時々コラーゲンの生成を促すために1~2か月に1回の治療を継続することをお勧めしています。
施術は高濃度(33%)のトリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素の配合剤をマッサージしながら顔全体に浸透させます。薬剤が真皮深層に浸透し、線維芽細胞増殖因子を活性化させます。この作用によって施術後数か月にわたって真皮で新しいコラーゲンが生成されます。比較臨床試験により、マッサージピールはフラクショナルレーザーと同等の効果が得られる可能性が示されています。
マッサージピールと一緒に白玉注射(美白効果、デトックス効果)・プラセンタ注射(アンチエイジング作用、コラーゲン生成作用、創傷治癒促進作用(キズを治す作用)、保湿作用)をしていただくと、より効果的です。
フォトフェイシャルとは、お肌をきれいにする波長だけを集めた光の治療のことです。しみ、そばかす、くすみ、ニキビ、ニキビ痕、赤ら顔、血管の拡張、毛穴、肌のハリ、こんなにもたくさんの悩みを治療することができます。
従来のレーザー治療のように、かさぶたができたり、絆創膏を貼る必要はなく、施術直後から洗顔・メイクもでき、忙しい方にぴったりの治療です。ダウンタイム(赤みや腫れ、黒いかさぶたなど日常生活が制限される時間)ゼロです。
院長が、フォトフェイシャルが初めて日本に導入された2000年から約19年12,000人以上の治療経験を生かして、皆様のお悩みにきめ細やかな設定を駆使して完全オーダーメイドの治療を行います。
最新機種は、小じわ、毛穴、たるみに対する効果が格段に上がりました。
シミに対する効果もさらに研ぎ澄まされ、レーザーに劣らないと言われているほどです。実際に、施術1回でも、肌のハリや、シミ・くすみの改善は実感していただけます。
肝斑はフォトフェイシャルのみで薄くすることは難しいのですが、内服・外用治療と併用して治療を行うことで改善を期待できます。
3~4週間に1回の頻度で5回を1クール行うと効果的ですが、その後も美しい状態を維持する為に定期的な治療を継続することをお勧めしています。
フォトフェイシャルと一緒に白玉注射(美白効果、デトックス効果)・プラセンタ注射(アンチエイジング作用、コラーゲン生成作用、創傷治癒促進作用(キズを治す作用)、保湿作用)をしていただくと、より効果的です。
当院のネオジェンPSRは、レーザーでも光でもない「プラズマ」を利用している治療機器です。 ネオジェンPSRは、窒素ガスをプラズマ化しています。
窒素ガスのほかに、アルゴンガス、大気などほかのガスを使用するプラズマの機械がありますが、窒素ガスプラズマを当院が取り入れた理由として、①殺菌効果の高さ ②成長因子の活性化によるコラーゲンの増加 ③クリーニング効果、ドラッグデリバリー効果 ④色素に反応しないため、瞼への照射が可能なこと、皮膚の色(日焼け、色黒など)に影響されず照射できること、肝斑がある方にも照射できること ⑤痛くなく(!)ダウンタイムがゼロなこと があげられます。
これらを順次説明していきたいと思います。
1)窒素ガスプラズマのネオジェンPSRは、他の各種ガスプラズマより圧倒的に様々な菌の殺菌効果が高いことが、東京工業大学の沖野教授の研究により確認されています。
ニキビの原因となるアクネ桿菌の殺菌、皮膚に存在する黄色ブドウ球菌などの一般細菌にも優れた効果があるのです。
実際に院長は久しぶりにできた痛いニキビにネオジェンPSRを照射して、腫れ・痛みの改善の速さを実感しました。
ニキビは保険治療でかなり改善を見込める疾患ですが、難治性のニキビには、保険治療を継続しつつ、高い殺菌効果の窒素ガスプラズマのネオジェンPSR照射を併用したり、ニキビの炎症が強くなるべく早く引かせたい患者さん、保険薬剤が皮膚に合わない患者さんにも応用できると思います。
2)窒素ガスプラズマは成長因子(線維芽細胞増殖因子FGF-2や血管内皮細胞増殖因子VEGF)の活性化を促します。
線維芽細胞増殖因子(fibroblast growth factor : FGF)は、線維芽細胞を増殖させる因子です。線維芽細胞は、皮膚のコラーゲンやエラスチン線維を合成します。また、創傷治癒を促進する因子として重要です。傷を治すためには必要不可欠な細胞です。
血管内皮細胞増殖因子(vascular endothelial growth factor: VEGF)は血管新生やリンパ管新生に対し重要な役割を果たします。血管新生を促進し血流回復に寄与します。
つまり、これらの成長因子が活性化することによって、肌にコラーゲンやエラスチン線維が増え、ニキビ痕・キズ痕を改善し、肌のハリをもたらし、開いた毛穴の縮小させます。
3)窒素ガスプラズマは、皮膚表面に付着している有機物(老廃物、角栓、脂質)を除去、気化します。鼻の毛穴の黒いぽつぽつ(角栓)も有機物なので、照射1回でも改善を実感する患者さんが多いです。老廃物と表皮の基材の結合を離す作用があるのです。
これが窒素ガスプラズマ「ネオジェンPSR」の皮膚表面クリーニング作用です。
また、ネオジェンPSRを照射すると皮膚の透過性が増し、治療中・後の薬剤導入効果がさらに高まります。細胞間脂質のすき間が一過性に開き、イオン導入でも入りづらかった美容成分を肌の奥まで浸透させることができます。これが「ネオジェンPSR」のドラッグデリバリー効果です。
当院では、そのドラッグデリバリー効果を最大限に活かすため、プラズマ照射前は栄養たっぷりの美容液で保湿し、照射後はビタミンA・C・E高濃度配合のクリームを塗布します。ビタミンA・C・Eはさまざまなビタミンの中でも抗酸化作用がとても期待でき、ビタミンACE(エース)と呼ばれます。老化の原因の酸化を強力に抑えます。
4)美容相談のなかで一番多い内容の一つに、「瞼のたるみ」があります。
将来は手術しかないのかな、、、と悩んでいる患者さんにお応えしたいと思い、ずっと瞼にも照射できる、たるみに効く良い機械がないかなと探し続けておりました。
ほとんどのレーザー、光治療は色に反応して効果を発揮する特徴があり、眼球にはメラニン色素がありますので、たるみ治療に応用できなかったのですが、ネオジェンPSRのプラズマは、色素をターゲットにしないため、上眼瞼、日焼け肌、肝斑部位にも照射可能なのです。
5)痛み、ダウンタイムについて
マイクロ波エネルギーによって窒素ガスがプラズマ化され、皮膚に照射します。細かい電子だけが皮膚に入っていくため、皮膚を傷つけることがありません。プラズマ照射により、皮膚表面が薄く入れ替わり、深部の真皮には熱作用が加えられ、コラーゲンが再生されます。
実際に照射を体験してみますと、ほんのり温かい風が当たる感じで、痛くありません。
初めての照射後は、皮膚表面が薄く入れ替わるため、細かい皮が剥けることがあります。2回目以降はほぼ気にならなくなります。
照射後の自宅でのケアは保湿をたっぷりしていただきます。
高エネルギー、高出力の照射に関しては、ある程度の痛みを感じますし、皮剥け、赤みなどのダウンタイムもあります。
当院では鼻の毛穴に対してのみ、高出力照射を行っています。麻酔のクリームを塗布してから施術しますので痛みに関してはご安心ください。ダウンタイムよりも、効果を早く実感したいと思う方にお勧めしています。
品川区・目黒区・大田区・世田谷区で初の導入 2023年10月現在
450nm の波長で、赤い色素(血管・ヘモグロビン)、黒い色素(ほくろやシミ)に反応し、さらに高い殺菌効果があります。
照射面積0.3mm×0.1mmという高精度で、小さなしみ、ニキビ、血管腫、ほくろ、イボなどを正確に治療できます。
ブルーレーザー特有の高い殺菌効果により、ニキビや保険治療ではなかなか治らないウイルス性のイボの治療が可能です。
その他の情報については後日追記いたします。
炭酸ガスレーザーは、波長10,600nmで、主に水に吸収されます。生体組織に照射すると熱エネルギーになって、組織を蒸散・凝固させる特徴があります。
皮膚には水分が多く含まれているため、この炭酸ガスレーザーを照射すると、その部位の細胞内の水分が反応して熱エネルギーが発生し、水分が瞬間的に蒸散することで皮膚が削られ、ホクロを除去することが出来ます。
ホクロの細胞は表皮から皮膚の真皮深層にまで広がっていますので、レーザー照射直後は深さ1~2mmのへこみが出来ます。軟膏と肌色のテープで約2週間ほど保護を続けますが、照射部位以外はお化粧することが出来ます。徐々に自分の皮膚が修復されて平らになってきます。
赤いホクロは中年以降で皮膚の柔らかい部位に出来る半球状の隆起で、老人性血管腫ともいいます。毛細血管の拡張と増殖によって生じます。照射部位・周辺の血管は熱エネルギーの作用により一瞬で固まってしまうため、出血はほとんど見られません。
黒・赤いホクロは炭酸ガスレーザーできれいに除去することが出来ますが、大きいものはメスを使って切除する手術をお勧めしています。
自分のホクロがレーザーで取れるのか、手術の方がよいのか悩んでいる方は、一度診察を受けてみてください。
加齢によって固定されてしまったシワ、特にほうれい(法令)線やマリオネットライン(口角の下に伸びるシワ)など、口周りのシワには、ヒアルロン酸の注入が、即効性・安全性のある治療としてとても人気です。
当院ではガルデルマ社のレスチレン®シリーズの非動物由来安定化ヒアルロン酸皮膚充填材を使用しています。
アレルギーや副作用の心配が非常に少ない製剤です。ヒアルロン酸とは、人間の皮膚、眼球、関節などに存在している保湿成分で、水を非常に多く保持する能力がある高分子です。
しかし、加齢とともに減少していってしまいます。レスチレンは製剤に麻酔成分が入っています。また、注入予定の部位には麻酔のテープを貼って、冷却しながらボリュームダウンした部位の真皮・皮下に注入しますので、痛みが怖い方にも安心して受けていただけるように工夫しております。
注入したヒアルロン酸が内側から肌を持ち上げてシワの溝を改善します。注入直後に、効果を実感いただける即効性のある治療です。極細い専用の注射針を使っていますが、まれに内出血することがありますが、1週間ほどで消えます。イベントなどがある場合は、2週間前くらいの施術をお勧めしています。
ボトックス治療は表情によってできるシワに絶大な効果を発揮します。
効果的な部位は、眉間の縦のシワ、目尻・目の周りのシワ、額の横のシワです。
若い時の皮膚は、ヒアルロン酸、エラスチンなどを含む弾力のある頑丈な線維で出来ていて、力を入れた時だけシワができますが、加齢により皮膚の中の水分が減少、皮膚、皮下組織が薄くなり、伸縮性が失われるため、力を抜いていても、シワがもとに戻らなくなってくるのです。
ボトックス治療は、そんなシワの原因となる表情筋の動きをとめて、劇的にシワを改善します。
1989年に始まったボトックス治療で使われている成分のボツリヌス毒素はボツリヌス菌から産生され、神経から筋肉への信号伝達を阻害します。ごく微量の局所注射ですので、人体には無害で安全です。
ボトックスの効果は通常6か月ほど持続します。徐々に神経からの信号伝達が修復されて、筋肉がまた収縮しはじめます。シワが気になり始めたら、再度治療を行います。手術と違い安全性の高い治療です。
しかし、繰り返しボトックス治療を行うと、中和抗体が産生され、ボトックスが効きづらくなってくることがあります。
そのため当院はゼオミン(Xeomin)というドイツのMerz社が開発した先端のボツリヌス毒素製剤を使用しています。ゼオミンは中和抗体が産生される危険性が非常に少ない製剤です。
事前の十分な診察、カウンセリング後施術を行います。注入予定部位に麻酔のテープを貼り、冷却しながら、非常に細い注射針を使用しますので、痛みが怖い方にも安心して治療を受けていただけます。
効果は注入後2~3日目から出始めて、1週間後には安定した状態になります。
ヒアルロン酸注入同様、内出血の可能性がまれにありますが1週間ほどで消えます。イベントなどがある場合は、2週間前くらいの施術をお勧めしています。
当院では、肌のくすみを改善したり、毛穴の引き締め効果を合わせて期待できる フォトフェイシャルの最新機種M22を使用したIPL脱毛を行っております。
約2か月に1回の感覚で、メラニン色素をターゲットにした波長の光を照射し、毛根を減らしていきます。かみそりや毛抜きで傷んだり、黒ずんだ肌も回復させます。
太い毛ほど効果が出やすいので、脇やVラインは6回でほぼお手入れが不要になります。毛が細い部位に関しては7回以上の照射が必要になることがあります。
脱毛をお考えの部位は、毛抜きなどで抜いている方は中止してください。かみそりで剃るのは問題ありません。また、光は皮膚のメラニン色素にも反応してしまいますので、日焼けをなるべくしないようにしてください。
耳たぶ、へそピアスの穴開けを行っています。
当院では金属アレルギーの心配が少ない医療用ステンレス(耳)・医療用チタンピアス(耳・へそ)を使用しています。お肌が弱く心配な方には医療用チタンピアスをお勧めしています。
耳たぶの厚さによって、4~6週間つけたままにしていただき、その後はほかのピアスに交換できます。
*当院では耳の軟骨へのピアスは行っておりません。しこりが生じたり化膿しやすかったりトラブルが多いためです。
へそピアスは全て医療用チタン製です。8週間以上つけたままにしていただき、その後はほかのピアスに交換できます。
へそピアスは麻酔の注射をしますので、痛みが心配な方にも安心です。
20歳未満の方の場合、保護者の方と来院していただくか、保護者の方の同意書を頂いています。
プラセンタ注射
白玉注射
美白注射
にんにく注射
高濃度ビタミンC点滴
肌のはり、つやに 傷の治りを早めたり、免疫力をアップしたりします。プラセンタは胎盤の有効成分を抽出したもので、豊富な栄養素に加え、細胞分裂を促進する生理活性物質が含まれています。
美肌・美白、アレルギー改善、疲労や肩こりの改善などに。
強力な抗酸化作用のあるグルタチオンとアスコルビン酸(ビタミンC)を合わせた美白注射で、デトックス効果もあります。海外でも大人気です。肝斑、炎症後の色素沈着に。
ビタミンBが主成分の疲労回復に有効な注射で、即効性が期待できます。
風邪のひきはじめに、なかなかとれない疲れ・だるさ・肩こり、緊張型頭痛に。
ビタミンB群・ビタミンC・アミノ酸に加え、プラセンタも同時に注射することによって、プラセンタ注射と併用することによって免疫力、美白効果を総合的にアップします。シミ・くすみの美白、血行改善(目の下のクマなど)、風邪予防に。
レモン1000個分以上のビタミンCを点滴で補給し、血中のビタミンC濃度を超高レベルに上げることにより、メラニン抑制効果(シミ・肝斑の抑制や美白)、免疫機能の強化(疲労回復・風邪などの予防)、コラーゲン合成の促進(肌に張りを与える)、抗ガン作用(ガンの予防)等、幅広い良い効果を発揮します。
当院は血液検査なしで行える12.5g(保存料不使用)を、45分〜90分くらいかけて血管の痛みを出さないように点滴を行っています。ご希望の方はお電話で予約お願いします。(03-3781-1211)
世界50カ国以上で販売されているヘリオケアは、塗る日焼け止めでは防ぎきれない紫外線によるダメージから皮膚を守ります。
この有効成分であるシダ植物は、25年以上前からアトピー性皮膚炎や白斑・乾癬の治療に使われており、今ではアンチエイジング・皮膚癌の発生の予防にも使われています。
化学薬品は一切使用しておらず、その有効性は世界中の皮膚科学会で発表されています。
大豆イソフラボンを乳酸菌で発酵させてできたエクオールを摂取することができます。
食事で大豆製品を摂取しても、腸内細菌で代謝してエクオールを体内産生できない人は日本人の50%といわれています。
更年期症状の緩和、動脈硬化の改善、骨粗鬆症の予防、シワやたるみの予防に。
世界で初めて発見された「ロダンテノンB」を含むマンゴスチン由来の糖化ケアサプリメントです。
食事で取り入れた糖分のうち、代謝しきれなかった余分な糖は、体内のタンパク質と結びついて体温の熱で糖化し、AGEsという物質を生成して老化を早める原因となります。
老け顔・抜け毛の予防に、血管・内臓の機能改善に。
コエンザイムQ10とは、もともと私たちの体内で合成される物質で、体のあらゆる細胞に存在し、生きるためには欠かせない働きをしている補酵素です。
しかし、コエンザイムQ10は20代をピークに減少していき、40代では30%、80代では50%以上が失われるため、補給することが必要です。もともと私たちの体内で合成されているコエンザイムQ10は年齢と共に減少していきます。不足すると臓器の機能が低下し、疲れやすくなったり、ダイエットしても痩せにくくなったりします。
手足の冷え、慢性疲労、肌の衰え、肩こり、めまい、むくみが気になる方に、ダイエット中やスポーツをされている方に。
プラセンタのサプリメントです。学会・研究発表実績を持ち、様々な医学雑誌に掲載されています。
美肌・疲労回復・アレルギー・ニキビ・アンチエイジング・歯周組織などのケアに。
家庭でプラセンタのセルフケアをしたい方におすすめです。
注射は怖いなという方にも安心です
男性の薄毛
男性型脱毛症とは、前頭部と頭頂部の髪が十分に育たないまま細く短くなり、最終的には額の生え際が後退して、頭頂部の髪がなくなってしまう症状です。
日本では成人男性の3人に1人が男性型脱毛症を発症しており、20代で10%、30代で20%、40代で30%、50代で40数%と年齢とともに高くなります。
フィナステリド、ザガーロの内服の発毛効果については高い水準の根拠があり、脱毛状態の改善、毛髪数の増加、毛髪重量の増加が認められています。
男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に酵素(5α-還元酵素Ⅰ・Ⅱ型)によって変換され、このジヒドロテストステロン(DHT)が抜け毛の原因物質です。
フィナステリドは5α-還元酵素Ⅱ型を阻害します。ザガーロはⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害します。そのためフィナステリドより、よりザガーロの方が高い効果を期待できますが、フィナステリドでも十分に効果を感じる方も多いので、最初はフィナステリドから始めていただき、期待する効果が弱い場合には、ザガーロに変更をお勧めする場合もあります。
フィナステリドの内服では、1年継続内服で約60%、3年継続内服で約80%の患者さんに薄毛の改善を認めます。(98%の患者さんは、内服継続により進行は認められません。)
60歳以上の方は、初回から早い効果を狙ってザガーロ内服をする患者さんが多いです。